特集2021.10.25

こんにちは!ラジねえ。です! わたし上羽悠雅が、いかにして『ラジねえ。』になったか…? 自己紹介させてください。

実は…ラジオ体操ってすごい! 日本人の誰もが一度はやったことがあって、やがて忘れ去られてしまったあの懐かしき3分間体操。そのラジオ体操の奇跡的なパワーを世界に広めるエヴァンジェリスト(伝道者)がいます。
その名も、“ラジねえ。”  老若男女誰でもできる、3分でできる全身運動、怪我のリスクが少なく、筋トレかつ有酸素運動、道具もお金もいらない、みんなが知ってて一緒にできる、と ハードルが低いわりに魅力は満載みたいです。
確かに…久しぶりにラジオ体操第1をやってみると、意外や意外、しっかり汗をかいてけっこうハード、でもそのあとに爽快感が…!
ラジオ体操、実はすごいかも?
そんなラジオ体操の普及活動をされている ラジねえ。こと上羽悠雅さんに、ラジオ体操に目をつけたきっかけ、普及活動をしようと思った経緯、などを話してもらいました。
では、ラジねえ。自己紹介からお願いします!

ラジねえ。って?わたし上羽悠雅が自己紹介します!

ラジねえ。)
こんにちは!ラジオ体操大好き姉さん「ラジねえ。」です。
本名は上羽悠雅(うえば・ゆうが)ですが、漢字が難しく濁点が多いので、みなさんに気軽に呼んでもらえるよう「ラジねえ。」にしました。ラジオ体操のインストラクター及び各地でラジオ体操の普及に勤しんでいます。 
最近は本名より「ラジねえ。」と呼ばれるほうが圧倒的に多いです(笑)。

「スポーツの力に感動したのは、兄の出場した甲子園でした。」

ラジねえ。)
我が家は野球一家です。父・兄ともに私も小学校低学年の頃から少年野球チームに所属してプレーしていました。しかし、中学校に進んだ当時、女子は試合に出られない決まりがあったため、バスケットボールに転向する道を選び、大学まで打ち込んでいました。
野球が大好きという気持ちは変わらず持ち続けています。野球に関わり続けたい、スポーツのそばにいたいという想いは、あるエピソードにより強くなりました。

小学生時代

2006年夏、2つ年上の兄が智辯和歌山高校の野球部として甲子園に出場したんです。印象的だったのが、ベスト4をかけた対帝京高校戦。今となっては球史に残る1戦として語り継がれているので、ご存知の方もいるでしょうか。その試合で私の兄がホームランを打ったのですが、そのときの甲子園球場全体を包み込むような観客の歓声が忘れられなくて。
1つのプレーで、球場にいる約4万7千人が一気に心動かされる。そんなスポーツって、本当にすごい力のあるものだと感じました。

2013年に立命館大学産業社会学部スポーツ社会専攻を卒業しました。スポーツメーカーや阪神甲子園球場で主に企画・広報を担当、夢だったスポーツ関係の仕事に就いて充実した20代を過ごしました。

「ラジオ体操の普及活動を始めたのは、コロナ禍に入った頃です。」

ラジねえ。)
メーカーや球場で働いて自分のやりたいスポーツの仕事はやって、自分の夢も叶えられて、30歳になった頃、大好きなスポーツや身体を動かす楽しさをもっともっと発信していきたい。そう思うようになり、個人での活動を始めようと思いました。

スポーツの活動、ひとりで何ができるだろうといろいろ考えました。
ヨガのインストラクターの資格は持ってたんですけど、ヨガだったら、インストラクター自体が既にいっぱいいる状況だし、ヨガをやる人は女性とかOLって限られてきちゃう。そこでたどりついたのがラジオ体操でした。ラジオ体操だったら子どもから大人まで誰もが知ってる、誰もができる体操なのに、本来のラジオ体操の意味とか目的っていうのを理解してやってる人がほぼいないっていう状況、それにラジオ体操を教えている人もほぼいない… ラジオ体操のインストラクター!私がやることで需要があるんじゃないかなと思ったんです。

活動を始めたのは1年前くらい、コロナ禍に入った頃でした。
わたしはコロナ禍には課題が2つあると思っていて、ひとつは運動不足の人が増えていること。人々の運動する機会が減っているから、その機会を作りたいっていうところがあるなと。
もうひとつは、人のコミュニケーション機会も減少しているということ。人と話す機会が失われて、気持ち的にマイナスになる人も多いと思うんです。そこで活動を通じて、人と人とが繋がる機会っていうのを増やすことで、コミュニケーション活性に繋げたいなと思ってます。

私自身ももちろん、多くの人が自粛生活を強いられ、身体を動かす機会が減っていました。人々が運動する機会を作りたい、そして人と人とが繋がる機会を増やし、コミュニケーション活性に繋げたいと思い、今こそ必要だ!とラジオ体操の普及活動を始めました。

「わたし、ラジオ体操を始めてから2センチ身長が伸びました!」

ラジねえ。)
ラジオ体操といえば、子どもから大人まで誰もが知っている、ほとんどの人が一度はやったことがある体操。でも、動きの意味・目的を本当に理解して取り組んでいる人はほとんどいないんです。正しい体の動かし方をすると、たった3分のラジオ体操で、全身の約200個ある骨と400個ある随意筋(自分の意思で動かせる筋肉)を全てまんべんなく動かすことができます。ラジオ体操って、すごいんです。
私自身、ラジオ体操を始めてから身長が2cm伸びました!右肩下がりだったのですが、気がつけばその姿勢が真っ直ぐに改善されていました。

また、この活動を始めてから、今まで関わることの無かった方との出会いが増え、視野思考も広がりました。あの音楽が鳴るとみんなが自然と身体を動かしてしまう、国民みんなでできる唯一無二の一体感を生み出す体操は、ラジオ体操以外にはないと思っています。
ラジオ体操の魅力は、老若男女誰でもできる、短時間(3分)でできる全身運動、怪我のリスクが少ない、有酸素運動、道具もお金もいらない、みんな知っていてみんな一緒にできる、とハードルが低いわりに数え切れないほどの効果があります。それに続けやすい。

いまやってる活動は…YouTubeやZoomで生配信したり、スポーツ競技団体や企業、自治体、大学生とコラボしたり、ラジオ体操のイメージを一新しようと新しいスタイリッシュなラジオ体操ユニットを企画したりしてます。
ラジオ体操を通じて人と人とがどんどん繋がって笑顔になっていく、そんな素敵な光景を何度も目にしてきました。だから、私がその素晴らしさを多くの人に伝えていきたいと思っています。

「GrowS × ラジねえ。 取材を通じてスポーツを盛り上げていきたい」

ラジねえ。) 
これからGrowSとコラボしてスポーツに関わるさまざまな方への取材をさせていただきます。GrowSはスポーツをする人・見る人・支える人、全てを巻き込んで盛り上げていこうというメディアですが、ラジオ体操を通じてスポーツ業界を盛り上げていきたいという私の想いと通じるものがあります。ラジオ体操は勝ち負けという争いがないし、道具やお金もいらない。
トップアスリートだけでなく、見る人も、支える人も、スポーツが苦手な人、興味がない人も、全員が一緒にできるものだと思います。みんなで一緒にラジオ体操をすることでの一体感を通じて、競技や選手を知るきっかけ、ファンになってもらうきっかけづくりをして、よりスポーツの活性や普及に繋がるようにしていきたいです。

「スポーツは《人を創る》と思っています。」

ラジねえ。)
私は、スポーツは【人を創る】と思っています。私自身が今までずっとスポーツをしてきて、体力もそうですが、精神的な部分もすごく鍛えられました。
目標に向かって日々鍛錬し、最後までやり遂げる力、仲間とのチームワークの重要性、最高のパフォーマンスを発揮できた瞬間の言葉では表せない感覚。スポーツの経験がなければ、今の自分はないです。スポーツはそれだけの力を持っているものだと実感しています。

そして、今回の東京オリンピック。コロナ禍で開催が心配されていた中で、無観客でもスポーツの素晴らしさを発信できる選手はすごいと感じましたし、見ている私たちも一緒になって盛り上がれた。そこがスポーツのいいところだと思います。

GrowSを見てくださる皆さんへ

スポーツに関わる皆さん、選手やチームだけでなく企業や自治体、競技団体など…ジャンルに縛られることなく、誰もが一緒になって楽しめる活動にしていきたいです。

皆さんにラジオ体操を通じて、心も体も元気になってもらい、最終的にスポーツ界全体を活性させたいと思っています。
スポーツ関係の方はもちろん、スポーツに関わっていない企業・団体、個人の方でも、ラジオ体操そしてラジねえ。に少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ私と一緒にラジオ体操をして盛り上げていきましょう。  from ラジねえ。(上羽悠雅)

上羽悠雅(Ueba Yuga)プロフィール

1990年7月15日生まれ 蟹座
京都府宇治市 出身 立命館大学 卒業(産業社会学部スポーツ社会学専攻 )

スポーツメーカーや球場で企画、広報業務を担当
現在は、ラジオ体操インストラクターとして、ラジオ体操の普及活動を行う。

趣味:運動、自然、お酒
好きなスポーツ:野球
特技:三点倒立
好きな色:透明の水色

ラジねえ。の活動についてはこちら