特集2021.11.30

【ラジねえ。】あのマクドナルドがスポーツと地域をがっつり応援!? “ハンバーガーを売るだけじゃない” マルチな活動 その思いを聞いてきました。 ラジねえ。とのコラボ企画も始まってます。

今回ラジねえ。が訪れたのは、皆さんおなじみのマクドナルド。
日本に存在するマクドナルドの数は、2,937店舗(2021年8月現在)。
実は、そのうちの約70%がフランチャイズ※です。
※フランチャイズ…個人や法人が本部企業と契約を結び店舗などを経営する事業のこと。
久米利雄(くめ・としお)さんは、日本マクドナルド株式会社のフランチャイジー(加盟店)として、大阪市内・堺・松原地域19店舗のマクドナルドを運営している有限会社サクセスフーズの代表取締役。地域やスポーツ事業にも力を入れていて、今年4月には東京オリンピックの聖火ランナーを務められたそうです!そんな久米さんにお話を伺いました。

サクセスフーズを設立! ハンバーガーを売るだけじゃないマクドナルド

サクセスフーズ 久米社長

ラジねえ。:久米さん自身と会社の事業について教えてください。

久米:1977年に日本マクドナルドに入社、社員として全国各地の店舗や社内での育成プログラム「ハンバーガー大学」に関わりました。https://www.mcdonalds.co.jp/scale_for_good/our_people/university/
その後、1997年に有限会社サクセスフーズを設立し、マクドナルドフランチャイジーとして大阪の堺・松原地域19店舗のマクドナルドを運営しております。現在は正社員34名、パート・アルバイト約900名。計1000名近くのスタッフが従事しています。

店舗の運営以外に、チャリティ活動や地域貢献活動の実施、スポーツ大会や文化活動などのスポンサーもしております。
幼稚園・保育園・小学校でドナルドと一緒に日常生活に必要なルールやマナーを学ぶ「ハロードナルド!」https://www.mcdonalds.co.jp/family/hellodonald/ や、地域美化に取り組むための清掃活動 「クリーン・パトロール」などを継続的に行っています。
また、キッズスポーツ事業として、高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント、全日本U-12サッカー選手権大会を支援。参加賞としてマクドナルド商品の提供、優勝トロフィーやメダル、さらに試合球を提供するなど、さまざまな支援をしています。

2021年3月 住之江区子供スポーツマラソン大会で表彰式に参加する久米さん(ご本人提供)

久米:全国12箇所にある、病気と闘う子どもと家族を支える滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」https://www.dmhcj.or.jp/への募金活動もしています。施設の運営費は膨大なので、募金で補っていかなければなりません。大阪市少年スポーツクラブサッカー大会では、開催期間中に多くの方に募金にご参加いただき、1日で45,906円の募金額を集めることができました。

2020年2月 堺市マラソン大会 募金活動の様子(ご本人提供)

チャリティーTシャツを着る久米さんの背中には…。

「地域の皆さまへお返しをする義務がある」マクドナルドの創始者の言葉を実践

ラジねえ。:ハンバーガーを売るだけでなく、どうして地域やスポーツ事業にも力を入れているのですか?

久米:マクドナルドの創始者であるレイ・A・クロックさんの「私たちをいつも支えてくださっている地域の皆さまへお返しをする義務がある」という言葉を大切にして事業を行っているからです。地域に貢献できることはできるだけ協力したいと思っています。マクドナルドのブランド価値を高めるとともに、地元の皆さまに信頼・信用される企業に成長していくことを目指しています。

ラジねえ。:久米さんご自身はスポーツの経験はありますか?

久米:若い頃はしていませんでしたが、たばこを辞めたことがきっかけで、50代になってからマラソンを始めました。
それまで たばこにかけていたお金を食費に費やすようになり、体重が大幅に増えてしまいました。これではダメだと思って始めたのがマラソン。今では年に3回ほど、マラソン大会に出場していて、東京マラソンは毎年参加しています。最近はコロナで大会が次々と中止になり、走る機会が減っていますが、普段は毎日5〜10kmほど走っています。目標は、47都道府県のマラソン大会に出場して、全国を制覇することです!

ラジねえ。:それだけの運動量を日々継続できるのはどうしてですか?

久米:社内に部活として「おおさかMCDラン倶楽部」というものがあります。社員やスタッフのみんなに、社長がこれだけ走っていて元気だということを示して、みんなにも元気で働いて欲しい!という思いで走っています。

ラジねえ。:スポーツに関わる活動をしてきて、よかったことはありますか?

久米:子どもたちの成長を見守り続けられるという喜びがあります。
20年前から地域の子どもたちの支援をしていて、小学生の頃にスポーツイベントに参加してくれた子が学生になり、マクドナルドのアルバイトに来てくれることもありましたね。子どもたちの笑顔にはいつも元気をもらいます。支援する側ではありますが、私のほうが地域に支えられていると思っています。

ラジねえ。:東京オリンピックの聖火ランナーを務められましたが、その時の思いは?

久米:コロナのこともあって、大会の開催に対し世間からいろんな意見があったと思いますが、この機会をいただいて実際に走ることで、これまで必死にやってきた選手たちをより応援したいという気持ちになりました。聖火ランナーとして走ることで周囲の反響も大きかったです。これだけ多くの方
に支援、応援いただいているということを体感しました。スポーツの発展・普及
のためにも、今の事業や活動により力を入れていきたいと思いました。

今年4月聖火ランナーとして大阪・万博記念公園内を走った久米さん

お昼休みにラジオ体操やってます! 地域とラジねえ。とコラボ企画スタート

この日は、マクドナルド住之江トイザらス店からオンラインで大阪市住之江区の皆さんとラジオ体操をしました。これは、今年の夏から始まったラジねえ。と地域のコラボ企画です!
定期的に住之江区の各地からオンラインで区内の複数企業や施設を繋ぎ、お昼休みの時間にラジオ体操を配信しています。

久米:お昼休みという時間帯がいいと思います。みんなに参加してもらえて、気持ちよく体を動かし午後からも頑張れます。始まったばかりの企画ですが、地域をどんどん広げていきたいですね。
ラジオ体操は誰でも昔やったことがあるのでなじみがあり、音楽が鳴れば子どもから
お年寄りまで、みんなで同じ体操をして体を動かすことができる。この一体感がとてもいいですね。
私は、ラジオ体操を通じて、住之江区でギネスにチャレンジしたいと思っています。いつか「住之江区の住民約12万人が一斉にラジオ体操をする!」。
そんなギネス記録を実現したいですね。ぜひ、ラジねえ。さんを中心に住之江区を世界へ発信していきたいので、よろしくお願いします。

ラジねえ。:住之江の魅力はどんなところですか?

久米:素敵な人で溢れていることです。住之江で関わる方は皆さん、いつもニコニコして本当に優しい。そんな人柄が集まる地域だからこそ、いろんな方の協力でスポーツ大会や地域のイベントを実施することができる。数多くの地域活動ができているところは誇りに思います。

ラジねえ。:久米さんが思うスポーツの素晴らしさとは?

久米:目標に向かって必死に頑張れること。スポーツをして汗を流すと、チームの一体感ができますよね。チームメートと協力し合って勝ったときの喜びは、スポーツ以外では味わうことができないもの。一致団結して互いを支える、助け合える仲間ができる。スポーツを通じてできる仲間とは、子どもの頃だけでなく大人になっても協力し合える仲間になれると思います。
今、子どもがスポーツをする機会が減り、スポーツをする子ども自体も減っています。スポーツをする子どもや環境を増やすためにも「地域力」が大切。今後も、地域でスポーツをする子どもを応援する活動をどんどん増やしていきたいです。

ラジねえ。コメント

久米さんのスポーツに対する想いはもちろん、「地域愛、子ども愛」をとても感じました。
取材させていただくことで、私自身マクドナルドのイメージが変わりましたし、ぜひこの住之江区で「住民約12万人一斉ラジオ体操!」を実現して、住之江区を世界へ発信していきたいです!