2003年から18年の歴史を紡いだトップリーグに代わり、2021年6月に発足したJAPAN RUGBY LEAGUE ONE(リーグワン)。1部、2部、3部のディビジョンが制定され、参入チームが大幅に増えたことで、ラグビーの普及が進みました。
そんな中、大きな話題となったのは、NTTグループのチーム再編成。千葉県浦安市を拠点とするNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安と大阪市住之江区を拠点とするNTTドコモレッドハリケーンズ大阪の在り方が見直され、リーグワン優勝を目指し、新たに設立された浦安D-Rocksと、ドコモグループのシンボルチームとして大阪の地に根差した活動を続けていく、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の2チームに統合・再編されました。
今回、以前から大阪市住之江区で実施しているラジオ体操企画に、新体制に挑むNTTドコモレッドハリケーンズ大阪の選手たちが参加してくれました!
ラジオ体操を行ったあと、ラジねえ。が、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪でスクラムハーフのポジションを担う山内俊央選手に、ラグビーについての熱い想いや地域との温かいつながり、新体制で挑む新シーズンについての想いをうかがいました。
目次
山内俊央(やまのうち・としひろ)選手 プロフィール
1997年12月3日生まれ
関西学院高等部~関西学院大学を経て、2020年よりNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に在籍。ポジションはスクラムハーフ。
新体制で臨む新シーズン 地域に愛されるチームに
ラジねえ。:まずは自己紹介とチーム紹介をお願いします。
山内俊央選手(以下、山内):山内俊央です。幼少期からずっとラグビーをやっていて、現在は株式会社NTTドコモの社員として働きながら、ラグビー部であるNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に所属し、選手として活動しています。在籍3年目の24歳です。チームは大阪市住之江区を拠点に活動しています。今年度からジャパンラグビーリーグワンの3部に値するディビジョン3に属し、12月17日に開幕するリーグ戦に向けて練習を行っています。
ラジねえ。:組織が再編成され今年から新体制になりましたが、山内選手はどういった思いで活動されていますか?
山内:再編成されたことによって、いろんなチームからいろんな選手が集まりました。多様性や個性を尊重し、ラグビーを楽しもうという風潮がいいなと感じています。(編成が変わっても)チームとしてやるべきことは変わらないと思っているので、まずは自分たちの役割を果たすことに集中したいと思います。具体的に、レッドハリケーンズは1年で2部に上がることを目標に日々取り組んでいるので、絶対にその目標は達成したいと思っています。また、3部になったことによって、地域との繋がりや交流が今までより増えるので、もっと地域の皆さんに愛されるようなチームを作っていきたいなと思って活動しています。
ラジねえ。:地域との交流活動は具体的にどんなものがあるのでしょうか?
山内:たくさんあるのですが、例えば、献血の促進活動をしたり、小学校にお邪魔してラグビーを通して夢を持つこと・叶えることの大切さなどを伝える授業をおこなったりしています。去年からは長期療養中の子どもを受け入れてチームメイトとして一緒に活動していくという取り組みもおこなっています。どういう状況でもポジティブに頑張っている子どもたちの姿を見て、僕たちも頑張らないといけないなと、力をもらいました。僕たちにとっても貴重な経験となりましたね。
レッドハリケーンズは、ラグビーだけじゃなくて、地域や社会に貢献に力を入れることで、地域に溶け込み、地域に愛されるチームとなることを目指しています。そんな想いが根付いていることこそ、僕たちのチームの大きな魅力のひとつだと思っています。
ラジねえ。:12月から始まる新シーズンでの目標を教えてください。
山内:2部に昇格することが絶対目標です。それしかないですね。もともと1部で活動していたプライドもあるので、シーズンを全勝して、圧倒して2部に昇格したいと思っています。
社員選手としての自覚を持ちながら励む生活
ラジねえ。:会社ではどんなお仕事をされているんですか?
山内:部活動の都合上、業務にとれる時間は限られているのですが…。現在は、大阪営業部に在籍し、ドコモショップなどでお客様のフォローをするルート営業や、同じ部署の方のサポートをメインにおこなっています。
ラジねえ。:お仕事とラグビーの両立は大変だと思いますが、どんなスケジュールを過ごされているんでしょうか。
山内:会社の方々からもご理解いただきながら活動できていて、月曜・火曜・木曜は終日、練習することになっています。水曜は出社し、終日、業務に専念しています。そして、金曜は午前練習を終えてから、午後、各自業務に向かうというのがルーティンです。
ラジねえ。:土日はどうされているんですか?
山内:シーズンインした10月からの土曜は、練習試合が多いですね。日曜は、基本的に試合がなければ休みです。
ラジねえ。:やはりラグビーの比重が大きいですね。
山内:そうですね。週間で見るとラグビーをやっている時間が圧倒的に多いですね。
でも、練習の合間に業務のメールを確認したりする選手も多く、少しでも社業に携わっていこうという姿勢を全員しっかり持って活動しています。
山内:また、ラグビー部を引退した選手の多くは、社業に専念されているのですが、ラグビー漬けの日々を過ごしてきた先輩方からは、やはり、最初は慣れるのが大変だったと聞きます。
ラジねえ。:引退してから社業と違うことをされる方もいらっしゃるんですか?
山内:知っている限りで、何人かはいらっしゃいますね。教師になられた方とか、飲食店を経営されている方とか。でも、基本的には社業を続ける方が多いですね。
ラジねえ。:幼少期からラグビーを続けてこられた山内選手が感じるラグビーの魅力を教えてください。
山内:いろんな人が活躍できるスポーツであるというところでしょうか。僕自身も、身長が164cmなので、ラグビー選手としては相当小柄なほうですが、(ラグビーには)そういった個性を生かせるポジションがあります。こういった、それぞれが生まれ持った個性を生かして活躍できる場面があることこそ、ラグビーの大きな魅力ではないでしょうか。個人的には、プレー中、思い通りにいかなかったときに、特におもしろさを感じます。うまくいかなくて、終わりが見えないときもあるんですけど、できるようになるまでやる、これがとても楽しいんです。1つ課題をクリアすれば、また新しい課題が出てくる。こうやって、どんどんクリアしていく過程がおもしろくて。これが、長く競技を続けてこられた理由かなと思います。これから先も続けていきたいです。
ラジねえ。:すばらしいですね!
ラジオ体操の魅力は〝誰もが知っている”こと
ラジねえ。住之江区の地域活動応援サークルイベント部会の皆さんと一緒に、〝オンラインラジオ体操〟として、毎月第2・4火曜日、地域や企業の皆さんとともにラジオ体操を実施しています。その第29回目として(インタビュー前に)NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の皆さんとラジオ体操をおこないました。山内選手にとってラジオ体操はどんなイメージがありましたか?
山内:年齢などを問わず、みんなでできるところがすごく魅力的だと思います。ラグビーの場合、(競技に参加できるのが)ルールを知っている方に限られてしまいます。ですが、ラジオ体操はほとんどの方が知っていて、みんなで一緒にできる。晴れていたこともあって、すごく気持ちよかったです。
ラジねえ。たしかに!今日はめちゃくちゃ快晴でしたもんね!
山内:小学校や中学校の頃は〝ラジオ体操ってちょっと面倒くさいな〟と思っていたのですが、今日やってみて〝気持ちがいいな〟と感じました。
ラジねえ。:そう言っていただけて嬉しいです。
山内:今日、皆さんが集まってラジオ体操をする理由がわかった気がします。早起きをしておこなう気持ちよさがありますよね。
ラグビーひと筋 山内選手の行く末は…?
ラジねえ。:山内選手自身は5年後、10年後のキャリア像をどのように描いていますか?
山内:競技を続けたいという気持ちが1番にあるのですが…。ラグビーはつねに怪我と隣り合わせで、(選手としての)環境がどうなるか分からないというのが実際のところです。〝5年後、10年後もラグビーを続けたい〟というのが自分のキャリア像ではありますが、辞めざるを得ないときが来たときにうまく対応できるよう、今から引退後の準備をしていこうと思っています。引退後は社業に専念したいと思っているので、現役の今から深く関わっていけるようにしたいですね。
ラジねえ。:最後にGrowSの読者やファンの方々にメッセージをお願いします。
山内:改めまして、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪の山内俊央です。今年はディビジョン3からのスタートということで、絶対に1年でディビジョン2に昇格することを目標に頑張ってやっていけたらと思います。個人としても全試合に出場したいという思いがあるので、そこも達成できるように、日々努力したいと思っています。基本的には長居スタジアムで試合をおこなっているので、ぜひ会場でご声援いただけたら、僕らの力にもなり、いいプレーができると思います。ぜひ、応援よろしくお願いします!
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