特集2022.08.29

SNS時代の「多職種×横連携」で医科学サポート! ドーピング0会女性アスリート部代表 本田朋子さん【#わらバスvol.2】

FIBAバスケワールドカップの開催時期に合わせて全国のバスケキッズにコンディショニングを普及する「#わらバス −みんな一緒に、笑ってバスケ!プロジェクト−」。今回はバスケ保護者×医療者の二足のわらじでご活躍の本田朋子さんにお話を伺います。静岡でスポーツファーマシスト(薬剤師)として活動するとともに、女性アスリートを支える医療専門職グループ「一般社団法人ドーピング0会 女性アスリート部」の代表を務めるバスケママの本田さん。通称「ゼロ会女アス部(ぜろかいじょあすぶ)」の日本全国の仲間たちとのグループインタビューから、「誰もが【強く・長く・楽しく】バスケを続けられる未来の実現」のヒントを紐解きます。

「#わらバス」キーパーソン:本田朋子さん with ゼロ会女アス部の仲間たち

―今日はありがとうございます。まずは本田さん、自己紹介をお願いします。
本田:ドーピング0会女性アスリート部 代表 本田朋子です!普段は静岡で薬剤師をしています。

▲本田朋子さん(静岡県)(写真左・ご本人提供)

―今日は「0会女アス部」の仲間たちと一緒にインタビューですね。
本田:はい。貴重な機会をいただけて、とても嬉しいです。 ねっ、みんな!(笑)。

一同:(笑)。

―では早速、立ち上げの経緯から教えてください。
本田:私たち女性アスリート部は、「一般社団法人 ドーピング0会(代表:吉田哲朗さん)」の中の分科会として活動をスタートしました。

―特に女性アスリート特有の体調管理に着目されていますね。
本田:やはり「月経」は女性にとって大きな存在だと感じています。毎月ありますし、自分も大変だったので…。特に、女性アスリートはパフォーマンスに直結するので、付き合い方が重要だと感じます。

―本田さんは、バスケ「保護者」でもありますよね。
本田:娘がバスケを始めて、「女性アスリートの保護者」として競技支援に参加することになりました。そのことも、女アス部の活動に影響していると思います。

―「保護者」目線の支援では、どんな気づきがありましたか。
本田:選手や保護者の立場だと、心身の問題が起こったときに、どの専門家を頼っていいか分からなかったんですね。「誰が見ても分かりやすい情報」が、不足しているように感じました。

―情報不足…。
本田:まずは自分で女性特有のヘルスケアや疾患アプローチを勉強したんです。そんな中で、「これは自分一人でやるのではなくて、専門家同士で学び合ったり、協力して多角的に課題解決ができたら、絶対に選手のためになる!」と気づいたことが、立ち上げのキッカケです。

―ドーピング0会にはたくさんの医療専門家の先生がいらっしゃいますもんね。
本田:「このメンバーが手を繋げば、女性アスリート支援の分野でも、すごいことができるはず!」と、直感で決めました。

―最初に取り組まれたのが、SNSでの情報発信だったそうですね。
本田:まずは選手や保護者、つまり「医療者ではない一般の人」が見て分かる情報を蓄積しようと考えました。医学的知見はどうしても難しいので、そこを分かりやすく表現するために、文章や画像を試行錯誤しています。

▲ドーピング0会女性アスリート部 公式Twitter

―取り組んでみて、いかがでしたか?
本田:SNSのおかげで、(読者が)どんな情報に興味があるのかが分かったのが良かったです。「バズり方で需要が見える」というか…。世間に求められているものにコミットできますよね。

―SNSを通して、「世間の反応」が見える。
本田:よかれと思ってツイートしても、思ったより反応を得られないこともありますしね(笑)。 これからも女アス部のみんなで相談しながら続けていきます。

―そんな女アス部で、大切にしている価値観はありますか?
本田:「一人でも多くの人を助けるには、一人では助けられない。みんなで取り組めば、みんなを助けていける」、つまり「多職種連携」です!

【強く】 【多職種×横連携】の支援で解決できることがたくさんある(田中さん/京都)

―多職種連携といえば、アスレティックトレーナー(AT、以下「トレーナー」)の田中さん!
田中:はい。私が0会に入った理由は、まさに「多職種とつながる」、これが第一です。

―普段はトレーナーとしてご活躍されていますよね。
田中:女子バスケの現場で20年近く、主に中・高・大学の世代を担当してきました。

▲田中邦彦さん(京都府)(ご本人提供)

―ご活動歴を伺うと、たくさんの繋がりをお持ちのように思いますが…。
田中:確かに、競技のコーチやトレーナーとは交流がありますね。

―そんな中で、なぜ「0会女アス部」に?
田中:「志を同じくするスポーツ医療者との繋がりを求めて」という部分ですね。私が一番びっくりしたのが、薬剤師さんとの繋がりができたことなんですよ。
一同:ほんとですか!
本田:薬剤師として嬉しいです。

―確かに、なかなか出会う機会がありませんよね。
田中:私がトレーナーをしている女子バスケ部では、自分が「コーチと選手の間」に入ることが多い。そうすると、選手から「コーチには言えないこと」を相談されることがあるんですね。

―どんなことを?
田中:例えばコンディショニングとして、女性特有の体調のこと。

―月経痛にはじまり、月経前後の体調変化などですね。
田中:これが、苦労しました。私自身が男で、100%分かりきってあげられないけど、目の前の選手が悩んでいることに、なんとかして力になりたいから。

―選手に近い立場のトレーナーだからこその葛藤ですね。
田中:長年悩んで導き出した私の答えが、「多職種連携」でした。

―ドーピング0会のテーマ、「多職種連携」。
田中:専門家が力を合わせることで、選手の課題に多角的にアプローチできます。逆にいうと、従来のスポーツコーチング、つまり1対1の師弟関係の中では、解決し切れない課題があると感じています。

―例えばどんなことでしょうか。
田中:選手が関わるひとりの指導者に、ある程度の医科学的知識や対応を求めるのって、やはり簡単なことではありませんよね。また、それを知りたい、学びたいという熱意のある指導者の方々にとっては「どうすればよいのか? 誰に相談すればよいのか?」という疑問もあるはずなんです。

▲施術を行う田中さん(ご本人提供)

―なるほど、まさに現場最前線の課題ですね。
田中:そして、その窓口としての存在が「トレーナー」であると考えています。

―トレーナーが窓口になり、各専門家の知識・技術を現場に還元する。
田中:0会女アス部のいいところは、更に「横連携」なところです。

―【多職種×横連携】!
田中:スポーツメディカル部門にありがちな特有の「トップダウン感」が、ここでは薄い。お互いの専門性をリスペクトし、リラックスして発言できる雰囲気は、代え難いものだと思います。

―スポーツ医療者の「横連携の輪」があるんですね。
田中:はい。ひとつの事例に対して、さまざまな専門家の発言を目にできることも、自分自身の勉強になって、嬉しいですね。

―ベテランメンバーの皆さんの姿勢も、萎縮しない雰囲気に繋がっています。
田中:自分が培ってきた経験で貢献したい思いもありますし、これからの発展にワクワクしています!

【長く】 性別に関わらず、心身の特徴に向き合いケアすることが大切(一ノ瀬さん/長崎)

―私が驚いたのは「海を越えたオンライン連携」ですが、一ノ瀬さん、いかがですか?
一ノ瀬:そうですね、私は長崎から参加しています。

▲一ノ瀬照子さん(長崎県)(ご本人提供)

―今日は山形、静岡、京都、大阪、奈良、長崎でzoomを繋いでいます。
一ノ瀬:この繋がりも魅力ですよね。地元のスポーツファーマシスト同士は連携しているのですが、0会のおかげで、全国に仲間の輪が広がりました。

―一ノ瀬さんはどんなキッカケで0会に?
一ノ瀬:私、女アス部ができたから0会に入ったんですよ。
本田:ええっ。そうなんですか、嬉しい!

―なんと、女アス部のために。
一ノ瀬:同じ長崎のスポーツファーマシストさんが、最初に0会に入って。その時、私はまだ「様子見」という感じだったのですが、その人から楽しい活動情報がたくさん回ってきていたんです(笑)。

―近しい人の口コミで。
一ノ瀬:そうそう。そんなご縁もあって、笠原靖幸さん(ゼロ会女アス部メンバー/山形県)が講師を務められたオンラインセミナーに参加して。
笠原:ああ〜! ありましたね。

―九州の一ノ瀬さんが、東北の笠原さんと!
一ノ瀬:セミナー情報を知ったのは、確かTwitterだったかな。
笠原:こうなると、実際の距離は関係ありませんよね。

―SNS時代の恩恵ですね。
一ノ瀬:そこで、なんとなく気になる存在だった0会に、新たに「女性アスリート部」が立ち上がったことを知って…すぐに、笠原さんのご紹介で入会しました。
笠原:そうでした、そうでした。懐かしいです。

―女性アスリート支援にご興味をお持ちだったんですね。
一ノ瀬:元々、自分がスポーツをしていたこともあって、女性アスリートの課題を考える機会が多かったんです。

―ご自身の実体験から。
一ノ瀬:女性特有の体調についてもそうですが、心の問題や、役割、ジェンダーなども。

―まさに、「人生」の課題。
一ノ瀬:自分自身が「生きにくさ」を解消するために、自分の経験や専門性を活かして何かできるんじゃないかなと思ったことが、決め手でしたね。

▲「自身の人生の課題を解消するために経験や専門性を活かして何かできないか」-ジェンダーフリーに誰もがコンディション良くスポーツができる環境づくりを目指したいと話す(ご本人提供)

―医学・薬学にとどまらない、より大きな観点で捉えられているんですね。
一ノ瀬:私、本当は「女性アスリート部」というのは、無いほうがいいと思うんです。

―と、言いますと…?
一ノ瀬:私たちが啓発しているのは、「自分の心身の特徴を知って、適切にケアする」こと。これって、本来なら性別関係なく大切なことなんです。でも、現状のアスリート支援ではどうしても、「女性特有」の課題が置き去りにされがちですよね。

―だから、敢えて「女性」という【性別】を打ち出して。
一ノ瀬:はい。ここは誤解されたくないなと思うのですが、私たちは女性だけを特別視しているわけではなくて、【ジェンダーフリーに、誰もが】コンディション良くスポーツができることを目指しているんです。

―心身の調子や、生き方も含めて。
一ノ瀬:こんなふうに考えると、私たちの活動にも本当は「女性」という名称を付けない方がいいけれど、まだまだ性別で語られる課題そのものが普及できていない現状がありますから…。もどかしいですね。

―このご活動は、【全ての】アスリート支援に繋がるんですね。
一ノ瀬:今の私たちの取り組みを経て、将来は、敢えて「女性アスリート支援」と呼ぶこと自体が無くなればいいなと思います。

【楽しく】 活動が楽しくてスポーツ資格を取得。情報発信がやりがいに(中澤さん/大阪)

―情報発信といえば、インスタグラム班リーダーの中澤さん!
中澤:はい!よろしくお願いします。

▲中澤世莉子さん(大阪府)(ご本人提供)

―女アス部の情報発信の「型づくり」から、本田代表と二人三脚でした。
中澤:そうですね。はじめは本田代表が始めていたTwitterでの情報発信があって、それに追随する形でInstagramもはじまりました。

―SNSのエピソード、もっと教えてください!
中澤:Instagramは個人的には使ったことがありましたが、発信はしたことがなくて。想像以上に画像にする工程が大変でした。でも、手を上げていただいた方々も多かったので、皆で分担できるように工程をわけるとスムーズに進められるようになりました。

▲ドーピング0会女性アスリート部 公式Instagram

―情報発信で気をつけておられることはありますか?
中澤:Twitterでも同じなのですが、「信頼度の高い情報」を「分かりやすく」伝えることが大切と感じています。情報が溢れかえる今の時代、特にスポーツの場面では、いろいろな「説」が出回ることがあります。その中で、何がエビデンスのあるもので何がないものなのか、情報を見極めることが大切と感じています。また、その情報をできるだけわかりやすく伝えられるよう、意識しています。

―なるほど、「中の人紹介」などの新企画も、そんな想いから。
中澤:やはりどんな人が話しているのか、イメージできたほうが、自分ごととして聞いてもらいやすいかなと考えました。顔出しは自由ですが、イメージ写真があるだけでも親近感が湧きますよね!

▲「どんな人が話しているのかイメージできたほうが、自分ごととして聞いてもらいやすいかな」-温かい心遣いから始まった「中の人紹介」投稿(本田朋子さん紹介(写真左上)、田中邦彦さん紹介(写真右下))

―今後、どんな風に情報発信をしていきたいですか?
中澤:今後も今まで通りつづけていくことを前提として、動画などにもチャレンジしていけたらなと思っています。現役のアスリートやジュニアアスリートのみなさんに見ていただきやすい情報発信を心がけて行っていきます!

―そういえば、中澤さんがスポーツファーマシスト資格を取得されたのって…?
中澤:はい、女アス部の活動が楽しくて、「スポファ」をとりました。

―すごい! ご自身のキャリアとしても、一歩踏み出されたんですね。
中澤:0会に入った頃は、興味本位だったんです。「へ〜、薬剤師の関わるコミュニティで、こんなのがあるんだ」と。

―最初はどんな印象でしたか?
中澤:入ってみると、高名な先生方が競技に関する専門的なディスカッションをされていて。スポーツ現場に関わっていない薬剤師の私には、「難しい!」と思っちゃって…。

―確かに、アスリートに馴染みがないと、イメージがつきにくいですよね。
中澤:当時はグループLINEの未読件数が、どんどん増えていきました(笑)。 でも、ある時、「せっかく参加したのに、私、何もできていないなあ…」と振り返ったんです。

―くすぶる気持ちを感じておられたんですね。
中澤:ここで得た情報を使えるスポーツ現場も自分には無いし、「私はこのコミュニティで、どんな役割を担えるだろう?」と…。そんなことを考えていた時、ちょうど、女アス部が立ち上がりました。

―参加の決め手は?
中澤:分科会のような活動で、全体に比べて参加人数が少ないと聞いたので、「ここなら何かできるかも」と思い、飛び込みました。

―活動したい気持ちにピッタリ合ったのですね。
中澤:私のような「スポーツが専門ではなかった人」にも、「やりたい気持ちがあれば役割が生まれる」ということが嬉しかったですね。

―引け目ややりにくさは無かったんでしょうか?
中澤:テーマが「女性」ということで、私自身が女性であることがそのまま活かせたのも大きかったかな。女性アスリートの気持ちや困りごとに共感できる部分もたくさんあって。

―なるほど、「女性」だからこそのコミット。
中澤:少人数のコミュニティなので、気負わずに発言できたのもよかったです。フラットなノリも楽しくて、どんどん活動を進めていけました。

―今や、女アス部の要!
中澤:今ではスポーツファーマシスト資格も取得し、アスリート支援にも関わっています。自分が動き出せたのは、0会女アス部のおかげですね。

【続ける】 立ち上げ期から続く組織づくりの根底には、「10年前の悔しさ」(笠原さん/山形)

―笠原さんは東京2020にも関わっておられましたよね。
笠原:はい、新体操競技で、外国の女性アスリートを地区の医師・歯科医師・薬剤師で立ち上げたアンチ・ドーピング委員会の一員としてサポートしました。

▲笠原靖幸さん(山形県)(ご本人提供)

―トップアスリート!どんなサポートをされたのでしょうか。
笠原:東京2020ホストタウンでの事前キャンプ時、アスリートが受診する際の医師からの処方薬の相談、OTC(一般用医薬品)使用時の相談、などを中心にサポートしていました。

―大きな国際大会に出場する選手ということで、特別に意識された点はありますか?
笠原:相談がきた場合にすぐに対応できるよう、キャンプ地に近いクリックの医師や薬局のスポーツファーマシストがLINEで繋がり、すぐに担当者に返事できる体制を構築しました。世界のトップアスリートです。間違いがあってはいけないので、一人で判断し回答するのではなく、メンバーみんなで検討して回答するようにしました。

▲講習を行う笠原さん(ご本人提供)

―なるほど。
笠原:そして、ちょっと変わった取り組みとしては、キャンプ時のボランティアスタッフ、地域の小中学生、教職員、地域住民、医療従事者を対象とした「アンチ・ドーピング研修会」を3年に渡って行いました。事前キャンプで来ているアスリートは地域住民とのふれあいイベントもたくさん行うことになっています。そのときに、禁止物質を含むようなものを渡して、食べてもらうようなことがあれば大変なことになるわけです。ですので、一般の方たちにもアンチ・ドーピングのことを学んでもらいました。そして、地域全体でホストタウンとしてキャンプを盛り上げました。

―女アス部への入会はその頃ですか?
笠原:実は僕、女アス部立ち上げの相談を、本田代表から持ちかけられたんですよ。

―なんと、創設のコアメンバー!
笠原:本田代表には「(女アス部を)絶対に作ったほうがいい、やろう!」と即答でした。

―立ち上げから今日まで力強く組織を支えていただいています。
笠原:女性アスリート支援に対する想いは、実は10年前からあったんです。

―0会が生まれる前ですね。
笠原:僕がスポーツファーマシストとして活動し始めて、1年目の失敗経験です。

―失敗。
笠原:はい。当時、女性の陸上選手とその保護者の方から相談を受けたんです。

―どんな内容だったのですか?
笠原:細かい内容は伏せますが、月経不順や貧血に悩んでいるアスリートからの相談でした。彼女の将来に関わる場面でのアンチドーピング相談でした。

―重大な相談。
笠原:その時、自分には何もできなかったんです。

―何も…。
今なら、産婦人科ドクターやスポーツ栄養士に紹介し、症状改善に向けた提案をするだろうけど、当時の僕にはその引き出しが無かったんですね。

―経験不足を感じられたのですね。
笠原:この申し訳なく、情けなく、悔しい思いが根底にあって、ずっと勉強を続けてきました。同時に、多職種連携の重要性を痛感し、地元の山形で連携のシステムを作り始めていたんです。

―次に同じようなことを起こさないように。
笠原:はい。そんな時に、本田代表から0会女アス部の立ち上げを持ちかけられたので、自分が山形でやろうとしていることを、日本全国で推し進められると考え、二つ返事で協力を決めました。

【未来】 「支援者みんなで取り組めば、選手みんなを助けられる」(本田さん/静岡)

―みなさんそれぞれに、お互いをサポートする姿勢があるのですね。
本田:そうなんです。みんな、めっちゃいい人ばっかりなんですよ! 笠原さんに相談して、メンバーを募集して、集まったみんなに背中を押してもらって、今があります。

―産婦人科スポーツドクターの参画も初期の頃ですよね。
本田:はい、ご登場には私も驚きました。スポーツ薬剤師さんがご紹介くださったんです。
田中:トレーナーの自分としては、ドクターにとてもフランクに接していただけることも、本当にありがたいです。
本田:最初はめちゃくちゃ緊張しましたが、すぐに打ち解けましたよね。

―確かに、メンバーが安心して困りごとを打ち明けられる雰囲気があります。
本田:みんな、いい意味で「ゆるい」です。リアルで会ったことのない人同士であの絡み方って、普通できないです(笑)。

▲オンライン取材に応じるドーピング0会女性アスリート部の皆さん(右上から時計回りに山岡(インタビュアー)、一ノ瀬さん、田中さん、本田さん、中澤さん、笠原さん)

―組織づくりの観点ではいかがでしょうか。
笠原:専門家が集まると仲間割れが起こりがちだったりするんですが、それが無いのはドクターの積極的な活動参加のおかげだと思います。

―【多職種×横連携】がスムーズ。
笠原:さまざまな視点が出てきて判断に迷った時に、ドクターの意見でカチッとまとまることも多いですね。
本田:多職種の意見を大切にする雰囲気があるから、萎縮もしないですしね。

―お互いの立場・役割を尊重しているんですね。
本田:支援者同士が気軽に相談できる間柄である、ということのは、サポートを受ける選手にとっても嬉しいことだと思います。支援者側がガチガチだと、選手も緊張してしまいますから。連携やアプローチの中で、いい意味で「リラックス」した関わりを作りたい。そのために、いかに代表の自分が「ゆるく」いられるか。そんなことを考えながら、会を運営しています。

「#わらバス」ヒント:【リスペクト&リラックス】な【多職種×横連携】

本田さんと0会女アス部のみなさんのお話から、【リスペクト&リラックス】な【多職種×横連携】がキーになりそうです。「みんな一緒に、笑ってバスケ!」をキャッチフレーズに、実現を目指して前進していきましょう!(企画・取材・文/山岡彩加)

▶「#わらバス-みんな一緒に、笑ってバスケ!プロジェクト−」について詳細はこちら
https://grows-rtv.jp/project/4594

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